分娩先の病院の決め方②

前回の記事で分娩先を決める時の私なりの方針について書いたのですが、
今回は具体的に分娩先を決めたときのことについて書いていきます。


各分娩先のHPをみても、
具体的に入院した時の状況がいまいちわからなかったので、
候補となる病院に電話して入院費用等を簡単に聞いてみました。
(全て私が電話で聞いた時の話であり、既に変更している可能性もあります。)


済生会中央病院(芝公園
入院費用:推定70万円程度(無痛分娩の場合は左記の料金+12万円程度必要)
受診時期:19週~20週

(20週あたりに超音波検査を受けて、特に異常が見つからなければ、受け入れてもらえるそうです。)

無痛分娩:あり
NICU:なし
*NICUでの処置等が必要になった場合は、連携している近隣の周産期センターへ搬送するとのこと
電話応対:とても丁寧で優しく詳しく教えてもらった
候補に挙がった理由:無痛分娩費用が比較的高くなかったから
断念した理由:感染症内科等がある場合には特にコロナの情勢により医療機関の対応に変更事項等が生じる可能性があるため


●慈恵会医科大病院(西新橋)
入院費用:推定85万円程度(無痛分娩の場合は左記の料金+15万円程度必要))
受診時期:30週まで近所のクリニックを受けて、30週を超えたら病院で受診
無痛分娩:あり、平日昼間等の指定された時間しかできないので、その時間以外の分娩は通常分娩になる
NICU:あり
電話応対:とても丁寧で優しく詳しく教えてもらえた
候補に挙がった理由:母体回復を優先としてくれる、設備が充実しているため緊急事態に対応しやすい
断念した理由:高い、感染症内科等がある場合には特にコロナの情勢により医療機関の対応に変更事項等が生じる可能性があるため

 

●都立広尾病院(広尾)
入院費用:推定50~60万円程度
受診時期:13週ころから
無痛分娩:恐らくない
電話応対:そもそも担当科につないでもらえなかったし、指定された時間に数回かけなおしても繋いでもらえなかった
候補に挙がった理由:安いから
断念した理由:ヒアリングの電話がつながらなかった、
感染症内科等がある場合にはコロナの情勢により医療機関の対応に変更事項等が生じる可能性があるため

 

愛育病院(芝浦)
入院費用:推定78万円程度(麻酔分娩の場合は+20万円程度)
受診時期:セミオープンを使用しない場合は12週頃から
     セミオープンを使用する場合は34週頃から
NICU:あり
電話応対:あまり丁寧ではない、早く切りたそうな感じ
候補に挙がった理由:家から近いから
決定した理由:総合病院や大学病院と比較して、コロナの情勢による影響を受けにくい
*母子同室とか母乳育児とかは本当に嫌なのですが、コロナ禍なので仕方ない…。


簡単に電話で聞き取りを行った結果ですが、夫とも相談して、
新型コロナウイルスの流行状況が今後どうなるかわからないし、
新型コロナウイルスの対応に忙しいところより、産科専門のほうがいいのではないか?
「産科」専門でとても有名な病院が近所にあるなら、そこでいいのではないか?
との理由から、愛育病院に決めました。


愛育病院で利用していたセミオープンシステムについてですが、
指定のクリニック(町医者)と病院(愛育など)が連携して、
妊婦健診は近くのクリニックで受け、分娩は病院(愛育など)で行うことにより、
妊産婦さんの利便性を保ちながら、その機能を有効に発揮させるシステムのことだそうです。

 

平たくいうと、34週までは近所のクリニックを基本的には受診して、
34週以降は愛育病院で診察してくださいね、というシステムです。
34週未満でも緊急時や土日等の異常事態に関しては、
セミオープン登録をしておけば診察してもらえます。

 

ちなみにセミオープンシステムは、健康体で特に問題なく妊婦検診を進められる人
には待ち時間も少なくて済むし、なにより、大きな病院だと妊婦検診だけで1日仕事になり、そのためだけに毎回有給休暇を使うのも嫌だったので、妊婦検診で問題が発生しなければ、セミオープンにしてよかったなーと思っています。


【注意事項】
上記はあくまでも私がヒアリングを行った2020年9月頃の話なので、
料金等に差異が発生する可能性があります。


お住いの地域によって違いはあるかと思いますが、ネットで掴みにくい情報は、実際に電話して聞いてみるのが一番早いような気がします。かかる費用は電話代だけですしね…。


ご参考になれば幸いです。